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いろんなコミュニケーション💭
こんにちは!言語聴覚士の松永です😊
よく、「うちの子はまだ言葉が出なくて…」「いつ話せるようになりますか?」といった質問を受けます。
言葉の発達は他の子どもと比べてしまいがちですが、発達にはいろいろな要素が影響しています。言葉の発達に必要なことをおもに4つ挙げます。
①言葉を聞き分ける『聴力』が発達していること。
②言われたことが理解できる『知能』が発達していること。
③発声するための『運動機能』が発達していること。
④子どもに話すという『欲求』があること。
これらの4つの条件が揃うと子どもは言葉を話すようになります。
『コミュニケーション』と言うと、やはり言葉でのやりとりを想像しがちですが、言葉を使わなくてもコミュニケーションをとる方法はたくさんあります✨
今回は、それらのコミュニケーションについてお話したいと思います🎶
①絵カード交換式コミュニケーションシステム (PECS)
・やりたいことやほしいものを絵柄にしたカードを使って、やりとりをする方法です

②マカトンサイン
・話し言葉とともに、サインやシンボルを提示する方法です。実際に話しながら行うことで、目と耳からの情報が一致し、実際に話す言葉とサイン・シンボルが一致しやすいという特長があります。

③音声出力型コミュニケーションエイド(VOCA)
・50音の文字キーを押してメッセージを作成し合成音声により発声するタイプ(写真上)と、音声を録音しておき再生するタイプ(写真下)があります。


④コミュニケーション支援ボード
・イラストや写真を指さすことで、お互いの意志を伝え合えるように工夫されたものです。

この他にも、アプリを使って、絵ガードを並べて文章を作り、それを相手に見せて伝えるなど、たくさんのコミュニケーションの方法があります😊
次回は、ご自宅でもできる声かけの仕方についてお話したいと思います🎶