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朝の支度について⏰その2

コラム

こんにちは😊作業療法士の井筒です。

前回は子どもたちが朝の支度が苦手な場合についてどのような理由があるかについてお話ししました。

今回はその場合どう関わったらいいかについてお伝えしたいと思います。

「時間ないよ!」ではなくて👇

①『あと〇分したら~だよ』『〇分になったら~だよ』と具体的に伝えるようにする。

②分の感覚がまだ身についていなければ、『長い針が6になるまでに食べ終わろうね。』と伝える。

③針の長さの違いが分からない、数字が読めない場合には、家の時計の写真を撮っておいて『これと同じ時間になったら歯磨きをするよ。』と見せるのも視覚的に分かりやすいので効果的です。

④直前に時間を言うのではなかなか切り替えが出来ない子どもさんの場合には、30分前、15分前、5分前など細かく見通しを伝えるのもいい場合があります。

⑤まずは起きてから学校に行くまでの一つ一つの行動にだいたい何分ずつかかるのかを計ってみて、その子のできるタイムスケジュールを立てて貼っておく。それを絵などと共にルーティン化できるようにしていくとその方が行動しやすいお子さんもいます。

*最近は100均に、ひとつの支度が終わったら裏返せるかわいいイラスト付きの磁石も売っていたので活用してみるのもいいかもしれません。

⑥視覚的に残り時間が見えるタイマーを活用すると、本人が見立てを立てやすい場合もあります。

また、計画通りに進まなない別の要因としては、本人の行動にかかる時間の見立てが足りていないこともあるので、

〇早く起きるために早く寝るようにリズムを整える。😴

〇「したい事は学校から帰って来てから(または支度が済んでから)する」などルールを決めて朝は見えない所に片付けておく。🏎️

〇前の日に着替えを用意しておく。👕

などの対策も必要かもしれませんね🎈

時計が読めないお子さんのトレーニングとしては、

〇1~60まで数えられるように、お風呂の時などに言ってみるなど数字の感覚を身につけていく。🛁

〇分針が読めるようになるまで1~60までの『分』のついている時計を使う。(5分刻みで貼っても良い)⏱

〇時計の針を自分で動かせる教材などで指先を動かして針の進み方を見て、身につけていく。(小さいころ私は、目覚まし時計の裏のネジネジを回して遊んでいました😆)⏲️

など日常生活の中で少しずつ身につけていきたいですね。

報酬があった方がスムーズなお子さんなら、

〇時間内に支度が出来たら、スタンプを押して溜まったらお菓子やグッズに交換できるようにする。🎉(高価ではないものが好ましいと思います。)

〇ゲームの時間が15分増やせる。🎮

などご家庭でできそうなルールを決められるのもいいかもしれません。

日々、子どもたちは、身体だけではなく頭もたくさん使っていますね🍀しっかり朝ごはんも食べて、元気に出かけてほしいですね🏃コラムを最後まで読んでいただいてありがとうございました。